株もFXも投機禁止のルールを作ればいいのにね

銀行は顧客の注文を取り次ぐのはもちろん、自己勘定(銀行自身の資金)で外国為替取引を行って資金運用をしているのです。

銀行では外国為替取引を専門に行う「為替ディーラー」が外国為替市場で毎日、億単位のお金を動かしています。

為替差益を狙って短期的に巨額資金を動かすわけです。

FX市場には、投機マネーが大量に流れ込んできます。実は、実需筋と投機筋の資金流入量の割合は2対8といわれ、投機マネーが圧倒的に大きな影響力をもっているのです。

投機筋は為替差益のみを求めて巨額資金を短期的にある通貨から別の通貨へと移動させるため、為替相場を動かす大きな要因となっています。

FX相場が短時間に大きく動くことがあるのは、目先のニュースに投機筋が素早く反応し、頻繁に通貨の売買を繰り返しているからにほかなりません。

ドルなど単一通貨に連動させるよりも為替相場は安定するといわれていますが、中国は通貨バスケット制を参考にしている程度で、完全に移行したわけではありません。その後、2007年5月には上下の変動幅を0.5%に拡大しています。

中国が人民元の切り上げに踏み切ったのは、対中貿易で膨大な赤字を抱えている米国が切り上げを強く望んだからです。米国の貿易相手国の中でも対中国の貿易赤字額は最大で、2008年の米国の貿易赤字額6959億ドルのうち、対中国は約4割の2680億ドルに上ります。

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ちなみに、対日赤字額は741億ドルで、中国の3分の1程度です。

経済力をつけた中国が、元安・ドル高を強みに安い中国製品をどんどん米国に輸出しているため、かつての日米のように貿易摩擦が起きているのです。